REF's blog

for "visual philosophy"
University of California の授業
先日7/25日に、University of California(カリフォルニア大学)の出張授業をおこなってきました。

これは UC Irvine(カリフォルニア大学アーバイン校)の教授、日本の実験映像の研究者である Jonathan M. Hall の依頼で、彼らがカリフォルニアから連れてきている2-30人ほどのアメリカ人学生が対象。

西葛西の専門学校の施設を借りて、2時間ほどの授業。テーマは「Digital Tokyo」

作品を1時間弱分ぐらい見せて、合間合間に解説をはさみました。

上映した作品は、「スペクタクルの社会における神学的状況について」、「不在の風景」「万葉/東京」そして「不在者を観ることについて」から3章「観の弁証法」4章「存在の庭」。テーマに合わせて、東京/メディア社会についての作品を選びました。

少し刺激が強かったのか、アメリカ人学生たちの反応は少しおとなしめ。でも Jonathan の話だと、今のアメリカ人学生たちは、(悪い意味で)日本人化しているそう。質問などには消極的で、考えることを避けて、いつも簡単な答えを欲しがっているとか。

でも Jonathan も、あの作品を見てからちょっとたってから、学生たちの反応がでてくるんじゃないかな、と言っていました。

彼らはどんな印象を持ったんでしょうか。僕も授業の中で、一番最初に、「アートは答えを与えるためのものじゃなく、疑問を与えるためのものなんだ」と言いました。あの授業が彼らが日本に来て、少しでも何か映像を通して考え、感じるきっかけになればと願います。

でも学生の代わり(?)に、スタッフとしていろいろ手伝ってくれた、日本人の方々も、授業後「非常に興味深かったです。本質を見つめることの大事さにあらためて気づかせてくれました」と言ってくれました。
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visual philosophy salon vol.1 at アップルストア銀座
7/20(日)、アップルストア銀座にて、「visual philosophy salon vol.1」を開催しました。vol.1ですが、今回は第二回目(前回はvol.0)。

テーマは「リオ/東京 ネオ・ヴィジュアリスト・コネクション」
survey

ゲストに、僕の5-6年来の国際的相棒(?)とも言える、ブラジル・リオデジャネイロを拠点に活動するヴィジュアル・アーティスト/オーガナイザーのカルロ・サンソーロ

カルロは、ブラジルで「La isle」というプロジェクトをパートナーのエリカ・フラエンケルと二人でオーガナイズ。2005年には、リオで初の大規模メディアアートフェスティバル「prog:ME」を開催。世界中から100以上のアーティスト、400作品以上を上映&展示。その他にも世界にまたがるさまざまな活動をエネルギッシュに続けています。

今回はカルロが、自分の作品を含めて、ブラジル、イタリア、オランダなどから、7作品をキュレーション。それに合わせて、河合の作品を2作品上映。それぞれの作品についてトークをおこないました。

talk2

talk1

「visual philosophy」:考える・感じるための新しい映像アートが、世界的な潮流となっていろんなところで発生しつつあることの、片鱗をお見せすることができたのではないかと思います。

プログラム(まずカルロ・サンソーロによるセレクション):(こちらに画像付き英語の解説があります)

Dirnei Prates 「ESTRANGEIRO」 1 min 2006 Brazil
Caterina Davinio 「Poem in Red」 4 min 2005 Italy
Erika Fraenkel 「luces(光)」 2:40 min 2005 Brazil
Carlo Sansolo 「 Fim das utopias 98 (ユートピアの終焉)- Financial system 」 6 min 2004 Brazil
Carlo Sansolo 「Bvfrs」 5:45 min 2006 Brazil
Sagi Groner 「Top Light and The Haunted Man」 12 min 2004 Israel/The Netherlands
Bart Van Dijck 「NO FEAR」 6 min 2008 Belgium/The Netherlands

カルロ・サンソーロ「ユートピアの終焉 98 金融システム」
carlo

サギ・グロナー「トップライトと取り憑かれた男」
sagi


これに加えて河合の二作品。

河合政之『万葉/東京(抜粋版)』
12分、2004年、日本
manyo

河合政之『表れの中へ』7分、2004年、日本
absentis

トークの内容など、またREF lab.のウェブサイト上で発表していく予定です。
| activity | 14:37 | comments(0) | trackbacks(0)
カルロ・サンソーロ来日!
2002年以来、何かと一緒にヴィデオアートの国際的なシーンを作ってきた、僕の相棒とも言えるリオデジャネイロ在住ブラジル人アーティスト、カルロ・サンソーロ(Carlo Sansolo)がついに初来日しました。

カルロと僕は、VCTの代表をやっていた時代から、お互いにもっともフェイバリットなアーティスト同士として、世界中のいろんなところでお互いの作品や活動を紹介してきました。
しばらくの間作品と活動を通してのみの交流だったのですが、2005年にカルロが開催した、リオデジャネイロで初の大規模メディアアートフェスティバル「prog:ME」に、河合がインスタレーション展示、特集上映、シンポジウムパネリスト、コンペ審査員として参加。
今回は、現在瀧健太郎氏が代表を務めるVCTの招きで、今後の日本のアーティストたちとのコラボレーションのためのリサーチとして、来日が実現しました。

明日木曜日、曙橋のMOTT Gallery にて展覧会「非・見性化Dis-Kensho-tization」が始まります(日曜まで)。

また、 土曜日には早稲田大学で、瀧健太郎氏との上映&トーク「リオ?東京、都市の境界線を可視化する」が開催されます。

そして20日の日曜日には、REF lab.の企画による「visual philosophy salon vol.1 リオ/東京 ネオ・ヴィジュアリスト・コネクション」にカルロ・サンソーロはメインゲストとして参加。彼がキュレーションした、彼自身の作品を含むブラジル、イタリア、オランダの作家たちの作品を紹介。それに呼応して河合政之の作品も上映。二人で現在のヴィジュアル・アートの世界的な状況についてトークをおこないます。

昨晩、東京に着いたばかりのカルロと、TWSのワークショップで一週間河合とコラボレーションしたタイのアーティストTho (Pratchaya Pinthong) と、瀧健太郎氏、河合政之の四人で乾杯のショットです。

carlo_tho_taki_masa
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台北の報告
台北から帰ってきました。

台北はシーンが小さいので、みんなが知り合い。だから偶然の出会いも多いです。
シーンが小さいのと、メンタリティがオープンなので、とにかく何でもことが進むのが早い、アクティヴな印象を持ちました。

今後も、台北のアート・シーンとコラボレーションしながら、河合の visual philosophy を伝えて行きたいと思っています。中国語で文章の翻訳を出すことも重要だと思いました。

それでは、今回の報告番外編。

まず、ここは僕が今回宿泊した、Taipei Artist Village (台北国際芸術村)。世界各国からアーティストが集まります。レジデンシー、展覧会、シンポジウムなどが活発に企画されています。



これが僕が寝泊まりしたスタジオ、広くて快適です。ただ、蚊が多いのには困ったけれども。



それでは、向こうで再会&お世話になった友人たち。ギャラリーの展覧会オープニングと、映画館での上映&トークが終わって、最後の晩にお別れ会。

アーティスト鈴木貴彦さんと、黄蘭雅さん。アートのイベントもおこなっているカフェ、ARTCOにて。鈴木さんとは10年来の知り合い。NYのISCPでも再会、台北でも再会。



今回のすべてをオーガナイズしてくれた、Chi-Wen Gallery のオーナー&ディレクター、Joanne C. W. Huang 女史(右)と、通訳も手伝ってくれた、
Project Fulfil(就在)ギャラリーのオーナー&ディレクター、Lin Pei-yu 嬢(左)。ギャラリー近くの頂好のしゃぶしゃぶ屋さんにて。



最後に、Lin Pei-yu 嬢と、僕のNY以来の友人、トーキョーワンダーサイトのレジデンシーにも来ていた、メディア・アーティスト Wu Dar-kuen(呉達坤)君と、おしゃれなバーで最後の乾杯。

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台北での展覧会&上映
台北での展覧会&上映のために台北に来ています。

Chi-Wen Gallery によるオーガナイズ。

Chi-Wen Gallery 入り口

一昨日がギャラリーのオープニング、大雨にもかかわらず多くの人に来ていただきました。反応も上々。

オープニングの様子

左がChi-Wen Gallery のオーナー、Joanne C. W. Huang。


昨日がSPOT-Taipei Film House(台北光點)での上映&アーティスト・トーク。
早朝(9:20!)のスタートだったにもかかわらず、思ったよりお客さんに来ていただいて、アーティストトークは併設されているおしゃれなカフェで、和んだ雰囲気の中でおこなわれました。

SPOT-Taipei カフェでのアーティスト・トーク

こちらのお客さんは、熱心に見てくれて、質問もいろいろとしてくれます。
ここでもまた、visual philosophy について話しました。みんないろいろと関心を持って尋ねてくれました。規定の時間が終わっても、そのままカフェで団らんという感じで、ディスカッションが続きました。

それにしても、半年前に台北に来て、もうこんなに作品(4作品)を見せる機会が持てるとは、台北は反応が早いです。
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